令和五年度 鹿島朝日高等学校 朝日ヶ丘高等学園 卒業証書授与式
令和6年3月8日、鹿島朝日高等学校連携校朝日ヶ丘高等学園の卒業証書授与式が、松山市民会館小ホールで挙行されました。
入ってきた時期や経験してきたこともそれぞれ違う3年生ですが、楽しい時も辛い時も、共に笑い共に泣き、支え合い乗り越えてきた仲間との時間は、きっと皆を成長させたと信じています。
自分の目標や夢のために通信制を選んだ生徒、様々な悩みを抱え通信制に転校してきた生徒、理由は様々ありますが共通しているのは、3年間で高校を卒業するということです。卒業式は、その高校卒業を掴んだ生徒たちにとっての晴れ舞台であると同時に、これまで生徒たちが悩み、苦しみ、涙する姿にいつも近くで寄り添い、支えてこられた保護者の方々にとっても大事な1日です。
開式し、舞台に一人ずつライトを浴びながら登場するのですが、それを見ながら、いつの間にかスーツが似合うようになったんやな…
女子はしっかり者のお姉さんばっかりやったな…
男子、抜けてる子が多かったな…
男子にはいっつも「はよ、レポートやってー!」「言われたことちゃんとやりや!」って小言ばっかりやったな、結局笑って終わりやったけど…
大学受験の願書に「鹿島朝日高等学校」ではなく、「鹿鳥朝日高等学校」と書いていて焦ったな…
電車に乗るのも不安な子やったのにな… などなど、
今年の3年生は本当に個性豊かで、笑い合うことももちろん多かったけど悩んだり叱ることも多く…少し、ほんの少しだけ大変な3年生でした(笑)。絶対笑って卒業式を…と思っていたのですが、入場が始まり、一人ずつ舞台に登場する姿が、あまりにも堂々としていて(リハーサルに寝坊で遅刻し、始まる直前まで叱られていましたが)、いつの間にこんなに成長したんだろう、と早速感慨に浸ってしまっている私。
いかんいかんいかんー!!早過ぎる!!!この後、舞台に立って3年生や保護者の方に言葉を送らないかんのに、浸っている場合ではない!と再度気持ちを引き締めました!
毎年、職員の式辞で私は最後のHRをさせてもらいます。一人ずつに言葉をかけるのですが、本当に間違いなく、この日を心から嬉しく思っているのですが、やっぱり寂しいと思ってしまい、安定の涙腺崩壊でした。続いての在校生祝辞では、何度も練習をした在校生代表がしっかりとこれまでの先輩との日々を振り返ってくれたのですが、私にとってはまだまだ幼く見えていた卒業生も、多くの在校生たちにとって、ちゃんと先輩だったんだな…と感じさせられました。
これまでの学校生活をまとめた映像では、3年間の色んな行事や日常の写真や動画がたくさんありました。行事の時に限らずささいな日常でも、やっぱり皆の笑顔は素敵です。笑顔が盛沢山の映像、最高でした!
最後は卒業生の退場です。退場時には、卒業生、一人ずつ、思いを伝えます。普段恥ずかしくてそういうのが苦手な男子も、最後はしっかりと卒業にあたって言葉を述べてくれました。涙溢れる生徒もたくさんいましたが、皆の成長を感じた瞬間でした。
卒業式を終えた今、この3年生と出会えた奇跡に感謝し、卒業生の未来が、贅沢を言うなら、楽しく笑顔ばかりで溢れたものであって欲しいと願わずにはいられません。
朝日ヶ丘高等学園を巣立つ卒業生。どんなに願っても、これから先も色んなことにぶち当たり、時には涙し、折れてしまうこともあるでしょう。ですが、乗り越えた先には必ず新しい未来が待っています。皆ならどんなことでも乗り越えられると信じています。
未来へはばたけ!卒業おめでとう!!
追記:この日を迎えるにあたり、在校生は何日もかけて準備に取り組んできました。これまでお世話になり、共に笑い励ましてくれた3年生の卒業式です。準備はもちろん、当日は朝から会場設置、音響、映像、誘導、受付、司会など各自の係に分かれ準備に走り回ってくれました。
在校生、皆のお陰でとてもとても素敵な卒業式になりました。本当にありがとう!そしてお疲れ様でした!!