「第二十四回原阿佐緒賞」奨励賞を受賞いたしました。

この度、1999年(平成11年)、原阿佐緒記念館開館10周年を記念して制定され、全国から広く短歌を募集する文学賞「第二十四回 原阿佐緒賞」にて、全国一般の部889首、全国青年の部4321首の中より、
本学3年の藤田さんが見事「奨励賞」を受賞いたしましたのでご報告いたします。

宮城県で生まれた女流歌人、原阿佐緒(1888~1969)は、先に短歌を明星派の与謝野晶子に師事、のちアララギ派の斎藤茂吉、島木赤彦の指導を受けました。九条武子、柳原白蓮と共に三閨秀歌人としてその才能と美貌をうたわれましたが大正10年に東北大学教授・石原純との恋愛問題のため不遇な立場に置かれての生涯でした。歌人たちとの悲恋、自殺未遂、結婚、離婚…。それゆえに時には非難を浴びた阿佐緒でしたが、彼女の詠んだ歌は叙情的で女性らしい繊細な感覚に満ちており、数々の人々に受け入れられてきました。年月が経ち、彼女の愛に生きた純粋さの真実が知られるにつれ、原阿佐緒が遺した作品が多くの人々に評価されました。歌集は「涙痕」「死をみつめて」などがあります。
参考サイト引用 「大和観光サイト」「原阿佐緒記念館」2023/05/27

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