職業見学・体験「グループホームいしい いしいの里」様 編

朝日ヶ丘高等学園 教務課です。

3年生はいよいよ受験シーズン突入、夏季講習も終盤戦の中、早くもAO合格者等出てきています。
就職希望者は9月からの「新卒エントリー」等を控える最中、今回は「職業見学・体験 ”介護職”編」の様子をお伝えします。

全国的な動きでもそうですが、当学でも年々将来への希望職で「看護・介護」が増えつつあります。
しかしながら、看護も介護も「命を預かる」という職種であり、そのプレッシャーや激務のイメージにより敬遠されがちな側面も持ちあわせています。
当学は「単位制・普通科」ではありますが、様々な業界での「職業見学・体験」を実施し、より選択肢の具現化と実社会とのマッチング・クラッチングの実現を図っています。

今回は地域密着型総合介護施設「グループホームいしい いしいの里」様のご厚意によりお邪魔し職業見学・体験させていただきました。

まずは座学を統括施設長自ら、「会社概要」や「施設案内」をはじめ「グループホームとは」「小規模多機能ホームとは」等を多岐にわたり高校生にもわかりやすく講習をして頂きました。
因みに「グループホームいしい」さんでは、
一、素直な心
一、思いやりの心
一、初心を忘れない
という「三つの心」を理念に、スタッフ一丸となって、施設を運営されているそうです。
このような理念は講習内容の端々から伝わり、生徒達の「不安」や「心配」が徐々にほぐされていくのが分かります。

こちらでは市内に5か所地域密着型多機能グループホームの運営をされており、規模や設備もさることながら、
一番の人気の裏側にはこうした「心」があるのだと思います。

施設見学では様々な最新の介護機器を見学させていただきました。介護=力仕事というイメージがあるのですが、グループホームいしいさんでは入居者の方々へはもちろん、職員さんの負担を最大限軽くできるよう色々な工夫をされていました。

もはや介護=力仕事というイメージはなくなりつつあるようです。

介護体験では入居者様への具体的な日常介護の一部をお世話される方、させていただく側、双方を体験し細やかな気配りの重要性を知ることが出来ました。
どの分野でも教科書と現場では全く違います。学校では、机上の文をただ覚えるだけになってしまう事も体験することにより、
目だけでは見えないことが見えてきます。


後半では職員の方々にサポートしていただきながら入居者の皆様とコミュニケーションを取らせていただきました。
グループホームいしいさんでは入居者の方々に合わせ「残存能力」の回復にも力を入れられておられます。
約35メートルある廊下など設備面から日常生活に必要な動作など一人一人に合わせた能力回復までをきめ細やかにサポートされています。
「生きる」「生きている」を入居されている方と職員の皆さんが一体となり取り組む姿は「介護」という枠組みを超えたものを感じた気がします。

今回の職場見学では「失敗しても何度でも入居されている皆様が教えてくださる」等といった仕事に取り組む姿勢・意識等
私達一人ひとりに心に響いた言葉もたくさん教えてくださいました。
数多くの事を学ばせて頂き、「グループホームいしい いしいの里」の皆様!本当に有難うございました!

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